スポーツビジネスについて思うことあれこれ

Jリーグは変わるのか。魅力的なコンテンツに向けて。

こんにちは。嶺です。


Jリーグでは、アドバイザーとして堀江貴文さん、夏野剛さんを起用して改革をしようとしています。閉鎖的なイメージのある、日本のスポーツ界において、非常に面白い取り組みです。現在「Jリーグの名称を変えたほうがいい」「海外枠の撤廃」など様々な持論を展開してニュースになっていますね。ビジネスの観点からするとJリーグのやり方にもどかしさがあるのだと思います。ただし、すぐに名前を変えましょうとならないのが組織だと思います。

では、どのように変えていくのでしょうか。


堀江さんはJリーグは儲かるコンテンツになると考えています。いや、儲かるコンテンツにしようとしているのでしょう。そのために、このように話をしています。「成功事例をつくるしかない。東京にでっかいスタジアムつくって、連日満員になるという事例。日本は人口20億以上を擁するアジアにあり、世界の人たちが、世界一美しく、安全で、食べ物がおいしいと思っている。同条件なら、ご飯もまずい、天気も良くない、フーリガンがいるプレミアよりいい。ものすごいチャンスがあるし、いま投資したら割安。例えば東京Vなど歴史と伝統のあるチームを買収して、200~300億円かけて選手補強し、スタジアムを建てる。500億円ぐらいの投資で、10年後は2000~3000億の価値があるクラブになると思う」これこそが究極の目標ですね。ただし、10年では足りないかもしれません。


元々サッカー界にいる人であれば夢のような話かもしれません。「そんなの無理だろ」と思っている人が大半だと思いますが、ビジョンを持って進めていかないとJリーグの成長はたかがしれていて、中国に次ぐリーグとなることは目に見えています。(もうなってるのかな?)Jリーグが進歩をしないと、日本代表も弱くなるので、サッカーがコンテンツとして魅力がなくなる悪循環になります。今サッカー界は危機にいるのです。


投資対象としてのJリーグ

日本では今まで外資規制が敷かれ、海外の会社が興味を持ってもクラブの買収などは不可能でした。しかし、外資規制の緩和が検討されています。それによって、多くの会社が日本市場に興味を持つことでしょう。ただし、"儲かるなら”というのが前提です。


現在のJリーグの各クラブでは、多くのクラブが経営に悪戦苦闘しています。問題はスタジアムからテレビの放映権、親会社など様々ですが、儲かるとはまだまだ言えないです。あるクラブ関係者と「入場者数は頭打ちで、広告収入に頼るしかなく、爆発的に増えることはない。」という、話をしたことがあります。そういったクラブにとって海外資本は魅力的になるのでしょうか。


海外の会社に投資を考えさせるために、「Jリーグは儲かるぞ!」というのを先に示す必要があります。海外のクラブに投資している企業のほとんどがリターンを求めてビジネスとして買収を行うからです。


堀江さんがインタビューで言っていたとおり、毎日のように新聞やテレビなどに企業名が乗る宣伝費は、日本進出を目指しているのであれば非常にいい投資になるはずです。そうすれば外資の投資が増えるでしょう。


東南アジアにとってはJリーグは夢のリーグでもあります。Jリーグもタイなどと連携をとっていますので、今後は動画の販売など他の事業でも利益を生むでしょう。


スタジアムに来る習慣づくり

魅力的なコンテンツになるように動き出したJリーグですが、まずは各クラブが今後しっかりと「儲かるよ」というプレゼンテーションが世界にできるのかが注目されると思います。


ガンバ大阪が新しいスタジアムを作り、指定管理として47年の長期契約を決めました。これは異例のことで、市との協力関係があってのことです。他に指定管理しているクラブはサッカーでは鹿島アントラーズ、野球では広島カープが有名です。広島の様々な取り組みはみなさんの知っての通り非常に高い評価を得ています。サッカーは野球と比べて試合数が少ないですので、ガンバ大阪がどのような取り組みを行うのか、今後の楽しみです。


日本ではまだまだスタジアム収容率が少なく、年間の集客数トップの浦和でさえも約60%にとどまっています。この数字だけでもクラブが発展するために、改善点はあるのではないでしょうか。さらに多くの可能性が秘めていると思います。


私としては、試合の日に観戦はしなくてもスタジアムに来る人が増える取り組みを行う必要があるのではないかと思っています。例えばB級グルメのフェスをスタジアム周辺でやっていて、そこに何万人が来る。ついでにサッカーやってるから見ようか。そんなことでもいいと思います。もっと多くの人に「スタジアムに行くと面白い」と思ってもらう取り組みが必要だと思います。「サッカーを観に来る」のではなく、「毎週スタジアムに行く」という癖ができれば必然的に集客は増えると思いますし、他の収益も増えます。それにはクラブがスタジアムを管理しているということも必要ですが。


試合のあるなしに関わらず、地域を巻き込んでスタジアムに人を呼ぶことができるクラブがあれば非常に魅力的です。日本にもそのようなクラブができるよう、期待をしています。


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